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ECサイトの配送設計|送料・出荷日・返品条件を決める手順

EC・Shopify

執筆・監修:株式会社AO

ECの配送設計は、送料を管理画面へ入力する作業ではありません。保管場所、梱包、出荷締切、配送地域、購入者への表示、返品受付を一つの流れとして決めます。本記事は商品ページ全般の改善とは分け、顧客表示と現場業務が食い違わない配送ルールと例外注文の検証に絞ります。

この記事で分かること

  • 送料・出荷日・配達予定日を分けて決める方法
  • 商品、地域、拠点別の配送ルール表
  • Shopifyの配送プロファイルで注意する点
  • 返品条件を含む公開前テスト

「処理時間+輸送時間」で約束を組み立てる

Shopify公式では、処理時間は注文から事業者がフルフィルメントするまで、配送が必要な注文では配送業者へ引き渡すまでの時間です。注文確認、ラベル発行、梱包、引き渡しを含みます。「2営業日以内に出荷」と「2日で届く」は同じではありません。休業日、締切時刻、在庫拠点、配送先、繁忙期を考慮し、守れる範囲を各画面で一致させます。

管理画面より先に配送ルール表を作る

区分決める項目例外
商品重量・梱包後寸法・温度帯・同梱可否大型品、予約品
地域配送可否、送料、輸送日数離島、遠隔地、海外
注文送料無料条件、分割発送別倉庫・別区分の混在
返品可否、期限、連絡方法、送料負担不良、誤配送、開封済み

消費者庁の通信販売向け案内では、送料が販売価格に含まれない場合の送料や返品特約を分かりやすく表示する必要があります。返品可否、条件、期限、返送料負担を区別し、個別事情は専門家へ確認してください。

配送を設定する7ステップ

  1. 現物と拠点を棚卸し:SKUごとの重量、梱包後寸法、温度帯、在庫場所を確認します。
  2. 配送区分を最小限に分ける:冷蔵、大型、メーカー直送など差が必要なものだけ分けます。
  3. 原価と表示送料を分ける:運賃、資材、作業費を把握し、定額、条件付き、送料無料から選びます。
  4. 処理時間を実測する:確認、ピッキング、梱包、引き渡しを曜日別に測ります。
  5. 返品フローを決める:窓口、期限、返送先、検品、返金、送料負担を理由別に定義します。
  6. Shopifyへ反映する:ロケーション、配送エリア、料金、パッケージ、処理時間を設定します。異なる配送プロファイルやロケーションの商品では送料が合算される場合があります。
  7. 表示を同期する:商品、配送案内、特定商取引法に基づく表記、チェックアウト、通知メールを同じ正本から更新します。

代表注文と例外注文をテストする

注文期待結果確認箇所
通常品1点基本送料・予定日商品、カート、決済、メール
送料無料境界の前後条件どおり切替割引、税、判定基準
通常品+別配送区分送料・分割発送が説明どおりプロファイル、通知
遠隔地・対象外正しい料金または購入不可住所、エラー案内

Shopifyでは配送プロファイルからマーケット別の配送オプションへの移行が段階的に進められています。利用中のストアがどちらの方式かを確認し、対応する公式手順で設定してください。

公開前チェックリスト

  • SKUの重量、梱包後寸法、温度帯、同梱可否が正しい
  • 地域ごとの配送可否、送料、輸送日数、例外を記録した
  • 締切、休業日、繁忙期を処理時間へ反映した
  • 送料無料条件と割引併用を確認した
  • 異なる区分・拠点を組み合わせて送料を確認した
  • 送料、返品条件、引渡時期を必要な画面へ表示した
  • 配送不能、住所不備、欠品時の担当を決めた
  • 変更者、承認者、日付、テスト結果を記録した

よくある質問

全国一律送料なら設計は不要ですか?

不要にはなりません。顧客表示は単純でも、遠隔地、大型品、別温度帯、複数拠点、返品の原価と作業は残ります。

配達予定日は必ず表示すべきですか?

無理に断定せず、根拠を持って維持できる範囲で示します。Shopifyの利用条件と自社実績を確認してください。

配送プロファイルは細かいほどよいですか?

いいえ。商品固有のルールが必要なときだけ分け、混在カートで送料合算を検証します。

参考にした公式情報

確認日:2026年10月9日。実施時に最新の公式情報を再確認してください。

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更新日:2026年10月20日。公開前に主要な公式情報を再確認しました。